Month: March 2014

ちょっと前になりますが、大好きな唯子さんのバースデーライブat BAJ
にコーラスで参加してきました。
某ツアーのコーラスでご一緒してから何かと可愛がって頂き、
何だかんだ今年で3回目。
実はとっても繊細で女性らしい内面を持ちながら、こんなにカッコ良く
ロックが歌える人、唯子さんぐらいだろうな。
なんて素敵な声。つくづくone and onlyな方です。

唯子さんライブではおなじみの、愉快過ぎるバンドメンバーとともに。

ジャネット・ウィンターソンの「灯台守の話」を読みました。
筆者は、結婚したものの処女懐胎がやりたくなって孤児院から彼女を連れて
くるような、ペンテコステ派狂信者の養父母に育てられた孤児。極端なキリ
スト教英才教育のもと12歳には説教師になり、しかし15歳で同性の恋人を
作って家からも教会からも追放 → 職を転々 → 独学でオクスフォード大学
入り → 作家という、なっかなか激しい生い立ち。
去年初めて読んだ自伝的小説「オレンジだけが果物じゃない」が抜群に素晴
らしかったので、即買って読みました。
いやはや、久々に読み終わるのが残念だと思うほど素晴らしかったです。
物語も良かったし、言葉も美しかったし。
「 孤児となった少女が盲目の老人に引き取られ、夜毎老人が語る100年前の
牧師の数奇な二重生活の話に耳を傾ける... 」という紹介だけではもしかし
てこの小説を手に取る事はなかったかもと思うと、作者を知ってて良かった。
いやね、そういう話っちゃ話なんですけど、そういう話じゃ無いっちゃあ無
いんですよ、全然。ダークさもエッジもあるしね。
ともあれ、本当に美しい小説でした。興味ある方は是非。

今日は渋谷DUOにて珍しくロックなライブのコーラスを。
永田英二さん、社長と歌手の二足の草鞋を履く長身のダンディ。
ずっとブランクがあったと思えないほど力強い歌にパフォーマンス、
ライブ終盤にはなんとliving legend内田裕也さん登場というサプライズ
もありました!
それにしても...トリプルギターには堂本剛君の現場ですっかり慣れっこだ
と思ってましたが、いやはや今日のライブは爆発的にパワフルでした!笑
バシッと決めたカッコいい男性ロッカー達が全員でプリンを食べながら和む
横でおなじみ「ゆっきー」こと田中雪子氏との2shot。

皆様お疲れ様でした!

昨年末参加させて頂いた、桑田佳祐AAA 2013第二回ひとり紅白歌合戦。
DVDを頂きました!

桑田さんの素晴らしい歌、
とびきり素敵なメンバーの演奏で名曲の数々。その数なんと55曲。
本当に濃密な、決して忘れられない時間でした。

それにしても...昔の歌謡曲の歌詞ってホント凄い。
一行目でいきなり君が死んでいたり、はたまた恋の奴隷になったり。
濃いなんてもんじゃない。
内容の深さエグさ、ストーリーの完成度、表現の豊かさユニークさ、
どれをとっても素晴らし過ぎて、作詞するもののはしくれとして改めて色々考えさせられました。
以下、既に懐かしい写真達をば。

コーラス三人。佐藤嘉風氏、ワタクシ、田中雪子氏、
ステージとは全然違う緊張感ゼロのオフショット笑

これがキレイだったの~

ゆっきー、佐藤君がとってくれた私の写真

終演後みんなで!!

今朝起きて近所に買い物に行ったら、何ともいいお天気でそれだけで幸せな
気持になった。
普通に朝を迎えられるだけで何て素敵な事なんだろうと。
そして震災の後どんな気持で毎朝起きていたかという事を鮮明に思い出した。
家中の物が倒れたり一部壊れたぐらいで大した被害も受けてない私であって
も、あの当時、どんな真っ黒な気持で毎日を過ごしていたか。
気付けば311が近いんだ。
能天気な私がふっと悲しい気分になったり落ち込んだりする事がたまにあっ
て、どうしてだろう?と思うと大事な人の命日の近くだったりする。
人間の身体って本当に不思議なもので、こういう体内時計?のようなものは
悲しいかな割と正確だ。
余りにも大きな悲しみを感じ続けていたら人間は前に進めないから、時に忘
れるという事は私達が行きてく為に授かった大切なギフトだとは思うけれど、
311を経験した日本人として、あの時感じた事、決意した事は生きている限
り絶対に忘れてはいけない。
そして未だに心身に取り返しのつかぬ傷を負い、家族を失い、故郷を失い、
不便を強いられている人達が沢山いる事も絶対に忘れてはいけない。
そんな事を改めて誓った朝でした。

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