今朝起きて近所に買い物に行ったら、何ともいいお天気でそれだけで幸せな
気持になった。
普通に朝を迎えられるだけで何て素敵な事なんだろうと。
そして震災の後どんな気持で毎朝起きていたかという事を鮮明に思い出した。
家中の物が倒れたり一部壊れたぐらいで大した被害も受けてない私であって
も、あの当時、どんな真っ黒な気持で毎日を過ごしていたか。
気付けば311が近いんだ。
能天気な私がふっと悲しい気分になったり落ち込んだりする事がたまにあっ
て、どうしてだろう?と思うと大事な人の命日の近くだったりする。
人間の身体って本当に不思議なもので、こういう体内時計?のようなものは
悲しいかな割と正確だ。
余りにも大きな悲しみを感じ続けていたら人間は前に進めないから、時に忘
れるという事は私達が行きてく為に授かった大切なギフトだとは思うけれど、
311を経験した日本人として、あの時感じた事、決意した事は生きている限
り絶対に忘れてはいけない。
そして未だに心身に取り返しのつかぬ傷を負い、家族を失い、故郷を失い、
不便を強いられている人達が沢山いる事も絶対に忘れてはいけない。
そんな事を改めて誓った朝でした。