昔からラテン・アメリカの小説が好きで読んでましたが、
某女性誌の本特集で、今のラテン・アメリカ文学はマジック・リアリズム
だけでは語れない!新しい流れ!みたいな事が書かれてたので、
まずはラテン・アメリカの今のアートに触れようと、
これを見に東京都現代美術館( MOT )へ。
MOT、実はお初。常設展入り口の ” Rocking Mammoth ” という不思議
なオブジェに目を奪われつつも
企画展示室へ。
いきなりですがざっくり感想を言いますと、普段、映画でも絵画でも、
ほんの少しエログロ・ポップ・わかり易い( あくまで主観ですが )
みたいなものしか理解出来ない私には、展示の半分ぐらいは正直ハードルが
高過ぎたようです。しかし、可愛い雰囲気に反してパンチある匂いが立ちこ
める素敵なベトナムカフェでガツガツ食べたり、横尾忠則氏の絵で埋め尽く
された7万円のド派手ダッフルコートの購入を、割と真剣に一瞬考えたのち
即我に返る ( at 館内ショップ )など、美術館でやってはいけない
あるあるを繰り広げながら、何とか無事に見終えました。
中でもMartin Sastreという人の「イベロ・アメリカ三部作」っていう
映像作品が面白かったなあ。
彼の事は全く知りませんでしたが、ラテン・アメリカ版サーシャ・バロン・
コーエンか ?! という印象でした。
因みにイベロ・アメリカというのは、ラテン・アメリカからハイチや
マルティニークなどフランス語圏の国を除き、場合によってはスペイン・
ポルトガル自体を含む概念であります。